岩崎裕介監督 映画『チルド』が「第76回ベルリン国際映画祭」にて国際批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞!

岩崎裕介が監督・脚本を手掛けた映画『チルド』がドイツで開催された「第76回ベルリン国際映画祭」にて、国際批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞しました。(東北新社共同出資・制作)
国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞は、世界各国の映画批評家で構成される国際映画批評家連盟が選出する賞で、芸術性や革新性、映画表現としての挑戦を重視する国際的に権威あるアワードです。過去には相米慎二監督『あ、春』、行定勲監督『リバース・エッジ』などが受賞しています。

授賞式ではプレゼンターより、「ホラー・コメディとしての軽妙さと極端な暴力の間で、ユーモラスでありながら恐ろしくもある本作。現代日本の若者が過酷で精神をすり減らす仕事や有害な家族からのプレッシャーに直面する姿を、鋭い風刺で描いた点に審査員一同強く心を奪われました」と紹介されました。

またワールドプレミア上映後には現地で話題が広がり、映画祭期間中に行われた全4回の公式上映は、その後の上映も含めすべての回が完売となりました。夜22時開始の回にも多くの観客が詰めかけるなど、高い関心を集めました。
上映後のQ&Aでは観客からの質問が途切れることなく続き、終了後も監督に直接質問をするために劇場の外で列をつくる来場者の姿が見られるなど、熱量の高い反応が続きました。

岩崎裕介(監督・脚本)
もがきながら作った初めての長編映画でこのような栄えある賞をいただけたこと、夢のようです。
個人的な物語として作ったものが、こうして海を超えて多くの方々にご覧いただき、まがりなりにも共感や衝撃を与えられたことが、すこし不思議な感覚です。映画制作の面白さを実感しました。
もっと勉強して、また作りたいです。

■<ベルリン国際映画祭 フォーラム部門>とは
ベルリン国際映画祭(Berlinale)は、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつとして知られ、世界中の新作が集まる国際的な映画の最前線です。批評家や映画関係者だけでなく、多くの観客が参加する“観客に開かれた映画祭”としても高い注目を集めています。その中でもフォーラム部門は、世界中の新作の中でも作家性と挑戦性を重視し、「映画表現の最前線」を提示するセクションとして知られています。近年も日本からの選出が続き、三宅唱監督『夜明けのすべて』、想田和弘監督『五香宮の猫』といった作品がフォーラム部門に正式出品されるなど、国際映画界の審美眼の中で日本映画が紹介される重要な舞台となっています。またフォーラム部門では、革新的な作品を讃えるカリガリ賞(Caligari Film Award)など、独自の評価軸による賞も設けられています。
第76回ベルリン国際映画祭は2026年2月12日(木)から2026年2月22日(日)まで開催されます。

■『チルド』(洋題:AnyMart)作品情報
本作はコンビニを舞台としたホラー作品で、主演には『寄生獣』や『爆弾』など数々の話題作に出演し、高い演技力が評価される染谷将太。さらに『寝ても覚めても』や「極悪女王」などに出演し、国内外で注目を集める唐田えりか、そして『古畑任三郎』シリーズをはじめ幅広い作品で活躍する西村まさ彦をキャストに迎え、2026年の劇場公開も決定しました。

2026年公開
出演:染谷将太、唐田えりか、西村まさ彦
監督・脚本:岩崎裕介(OND°)
プロデューサー:林 健太郎、下條友里、井上 淳
ラインプロデューサー:長束雄介
プロダクションマネージャー:鈴木 遥、阿部ミンナ
編集:大森 優希(OND°)
企画・プロデュース:NOTHING NEW
制作プロダクション:東北新社
配給:NOTHING NEW